なぜクラリネット奏者のわたしが
鍵盤ハーモニカを吹いているのか?
2021年から独学で始めた鍵盤ハーモニカ
きっかけは、知人のピアニストがLIVE配信で鍵盤ハーモニカを演奏していて
「あ、それいいですね!」ってコメントしたら
その場でメーカーなどを教えてくださって
即購入したのだった。
それから、わたしも自分のLIVE配信で鍵盤ハーモニカを演奏したりしているうちに
「わたしもやりたい!」という仲間ができてきて
そのメンバーたちも鍵盤ハーモニカを買って
「ケンハCLUB」という名前でその年のクリスマスには
アンサンブルで人前で披露したっけ^ ^
本腰入れて練習するようになったのは2022年。
吹奏楽団の定期演奏会のプログラムのひとつに鍵盤ハーモニカがメインの曲があり
そのソロを演奏することになったのだ。
(今月のコンサートでも演奏する、ピアソラの「リベルタンゴ」でした)
鍵盤ハーモニカに関してはまだまだ初心者、という状況で
1,100人収容の大ホールで演奏してみたら、
その反響が予想以上に大きかった。
わたしのクラリネットを聴いたことある人も、ない人も、
いろんな人から好意的なメッセージがたくさん届いたのだ。
聴衆に喜んでいただけるというのは
演奏家冥利に尽きる
2023年に入ってからは
ソロでの演奏の機会がやってくる。
クラリネットと鍵盤ハーモニカ、前半と後半に分けて
単独コンサートが開催された。
その頃はまだわたしも不安に感じる気持ちがあったのを覚えている。
クラリネットも鍵盤ハーモニカも、
共演者なしで完全に一人で演奏したことがなかったからだ。
しかし、
コンサートが終わってしまえばそんな不安を感じる必要がなかったことがわかった。
クラリネットに関しては
「ひろえちゃんをそのまま感じられてすごくよかった」
「想いが胸に突き刺さるように伝わってきた」
「涙が止まらなかった」
そんな声がたくさん聞こえた
鍵盤ハーモニカは
「わたしの知ってる鍵盤ハーモニカじゃなかった」
「予想を上回る凄さだった」
「あの鍵盤ハーモニカはひろえさんにしかできない」
ここにヒントがあった
このコンサートにあるピアニストがいらしていて
その方から
「あの息遣いはクラリネット奏者ならではですね。
わたしにはあんな風には絶対演奏できません。」と言われたのだ。
なーるーほーどー
3歳からやっている得意で大好きなピアノと
「吹く」という本業とを掛け合わせたのが
鍵盤ハーモニカなんだなぁと
その時初めてしっかりと自覚したのです。
あとね、去年こんなことも言われたの
「ひろえさんから発せられる音は全てひろえさんの波動ですよ」
つまり、クラリネットだけではなくて
ピアノであっても鍵盤ハーモニカであっても声や歌であっても
全部わたしのエネルギーなのだ、と
そういうことを言われたのです。
最近ね
「なにを演奏していても、ひろえを感じるよ」
って言ってもらったことがあって
やっぱりわたしはクラリネットに対するこだわりが
すごくあると思うから
それはそんなわたしの固まった考えを解してくれるひと言だったな
フォーカルジストニアという病気になって
すごく悲しいし、辛い。
でも、その病気のおかげでわたしの人生は間違いなく豊かになった。
病気になっていなかったら、わたしは人前でクラリネットしか演奏していなかっただろうし
(もしかしたら音楽自体をやめてしまっていたかもしれないし)
病気になってから出逢ってきた人たちとは出逢えていなかったかもしれない。
クラリネットができないから
ピアノを弾いてるわけではない。
クラリネットができないから
鍵盤ハーモニカを吹いてるわけではない。
音楽と共に生きることがわたしの幸せだから
音を奏でられることが幸せなのだ。
わたしは「音楽」そのものだから
どんな楽器を使っていても
奏でる音は「わたし」だよ。
↑
そんなわたしが奏でる鍵盤ハーモニカ
聴きにいらしてくださいね♡
残席少なくなってきてます♪ありがとうございます
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