先日こんなことがありました。
とある商業施設に自由に弾けるグランドピアノがありました。
息子ふたりも一緒にいて
「ママ!弾いて!」というので
弾いてみることに。
一曲目が終わり、まだ時間があったのでもう一曲弾いている最中に
「時間なのでもう止めてください」と警備員さんが言いに来ました。
目の前の時計を見ると18時ジャスト
演奏可能時間が10時から18時だったのです。
演奏の途中だったのもあり、「止めて」の声にビクっとしてわたしの指は止まり
「本当に時間ぴったりなのですね」と警備員さんに言いました、すると
「色んな人がいるのでね」と言い、(若干鼻で笑ったかのように見えました。)
※()書きは事実ではなく、わたしの解釈です。その瞬間私に見えた景色や感じたことなどです。
「演奏を止めてください」という時も
「色んな人がいるのでね」という時も
その警備員さんは一度もわたしの顔を見ませんでした。
(申し訳ないけど・・・というような言葉も雰囲気もありませんでした。)
わたしが弾いていた曲はTVでもよく流れる
(誰しも一度は耳にしたことがあるであろう有名曲で)←私の常識は世間の非常識!ってやつなの??w
あと1分ほどで終わるところでした。
5分も10分も過ぎて弾いているのならまだしも
18時になった瞬間に止めなきゃならないの?
(あと少しで終わるのに)それを弾ききることも許されないの?
その警備員さんにとっては(音楽ではなく、雑音でしかなかったのかな?)
※()はその瞬間の私の解釈です。
いろんな言葉が頭に浮かんでくる中、トボトボとピアノに背を向け歩き出すと
側で座って演奏を聴いていたご高齢のご夫妻が声をかけてきてくれました。
「どうして止めちゃったの?なにか言われたの?」
時間になったからもう弾けないみたいです、とお伝えすると
「あら、ひどいわね。まだまだ聴いていたかったのに、とても残念だわ。」
奥様がそう言ってくれました。(キュン♡)
今度は旦那様が
「しかし、警備員ってのは嫌な仕事だねぇ(笑)。わたしみたいなじいさんがもし弾いていたら、もしかしたら最後まで弾かせてくれたかもしれないねぇ(笑)」って
思わずちょっぴり笑みがこぼれるお話をしてくれて。(キュン♡2)
最後は「とても素敵だったよ!」と、なんとも優しい笑顔のおふたりが
拍手をして送り出してくれた。(キュン♡3)
ご夫妻にお礼を伝え車に向かって歩いていると、長男が
「ねぇ、色んな人がいるから。ってどういう意味なの?」と聞いてきた。
「そうだねぇ、音楽を『うるさい!』って思う人もいるよ、ってことかなぁ?」と
答えると
「こんな素敵な音楽を、『うるさい!』だなんて思う人がいるの???」と
「信じられない!」と言わんばかりに驚き、同時に悲しい表情をしていました。
(キュン♡4)←なんてピュアな心なんだろう♡と感動した
(悲しい表情には私もシュン↓)
表面的には「嫌な出来事」なのだけれど
同時にキュン♡ポイントもたくさんありました。
警備員さんに対して正直
「あなたは血の流れていないロボット?」と悲しみを感じたことは事実です。
でも待って。
その人も仕事中なわけで
その人にはその人の事情がある。
彼の一部分に一瞬しか触れてないのだから、なんとも言うことができない。
そして、そんなことを考えていてもどうしようもない。うん、やめよう。笑
それよりも
わたしに温かい言葉と笑顔と拍手を送ってくださったご夫妻
わたしの演奏を素敵な音楽と表現し、さらに『うるさい』と思うとはどういうことか?と
言ってくれた長男
この事実を心に刻もう。
伝わる人には伝わる
伝わらない人には伝わらない。
伝わる人にわたしの心を伝えていこう
笑顔で受けとめてくれる人たちを大切にしよう。
日々の生活の中に、気づきポイントはたくさんある。
日常にたからものが、たくさん溢れている♡
今回のことを通して
気づきポイントはまだまだ他にもあるの。
なにか起きたときに
【この現実はわたしに何を伝えようとしているのか?】って
宝物探しゲームとか、謎解きゲームみたいに捉えてるところがあるから
気付きひとつゲットするたびに
テッテレー⭐︎1UP(●′∀')
みたいな感覚で楽しんでます♪
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