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  • 執筆者の写真Hiroe

いのち

二田の伯父が亡くなった



6男5女の11人兄弟の長男

両親は農家で、一度は企業に就職するも家業を継ぐために辞めて

そこからは農業一筋で広大な土地を育ててきた


兄弟はみな仲が良くて

盆と正月には必ず集まって宴会をしている


わたしは結婚してからも毎回二田の集まりには参加していて

今年のお正月にも伯父と会ってお話をしたばかり


遊びに行くといつも

「ひろえちゃん、よく来たなぁ」って

優しい笑顔で迎えてくれたのが嬉しかったな



伯父はいつも穏やかで優しくて

ゆったりした温かい空気が流れていた




おじいちゃん、おばあちゃんが亡くなったときも

もちろん悲しかったけれど

その時以上にショックが大きい

過ごした時間が長いからかな

おじさんの愛にたくさん触れてきたからかな



伯母、息子、娘、孫、ひ孫、兄弟、甥姪、従甥従姪、又甥又姪

たくさんの親族に見守られて旅立っていった伯父さん

ゆっくり休んでね



















祖父母、伯父伯母で住んでいたとても広いおうちに

伯母がひとりぼっちになっちゃって

それが心配で


「おばさん、大丈夫?寂しいね、心配だよ」

って声をかけると

「頑張るしかないよね」って

くしゃって笑って答えてくれた


胸がきゅってなった



ユーモアがあって機転が利いて

いつも周りを笑顔にしてくれる伯母

ちっちゃくて腰も曲がってるからさらに小さいんだけど

すっごくチャーミングなの



伯父と伯母の楽しいやりとりを

もう見られないと思うと本当に寂しいな




 


わたしは生まれた時から親戚がたくさんいて

なにかあればいつも親族集まっていたから

それが当たり前と思ってきたけれど


それが当たり前ではなかったんだなと今は分かる



こんな長テーブル✕3~4つ縦につなげて

それでも全員座れないから最後に円卓も

つけて

ふすまを全部開けて3部屋分使っての

大宴会


祖父がお誕生席に

そこから長男、次男、三男、四男、五男、六男って順番に座っていくの



だんだんと人が少なくなっていくのが寂しいけれど

それでも繋いでいきたいな、と思う





先月息子の幼稚園で「いのちのまつり」という本を元に

ご先祖様の劇をした


ご先祖様の誰ひとり欠けても

自分はいなかったんだってこと

ご先祖様はいつも見守って応援してくれてるんだってこと

そんなメッセージを子どもたちに伝えたのだけれど


今回のことで改めて

わたし自身も深くそのメッセージを受け取りました




いのちに感謝して生きていこう









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