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  • 執筆者の写真Hiroe

西川悟平さん 2023.12.17

更新日:2023年12月29日

西川悟平さん

https://goheinishikawa.com/ 東京2020パラリンピック閉会式で演奏した

世界的なピアニスト


フォーカルジストニアで

現在は7本の指で演奏しています




色んな奇跡が重なり

青森のコンサートで共に演奏させていただきました





 


きっかけは

橋本恵ちゃん


コロナ禍に一緒にライブ配信をしていた起業スクール同期のお友達です


彼女から「この人知ってる?」っていう一通のメール


西川悟平コンサートフライヤー



彼女のご友人が悟平さんを青森に呼び

トークコンサートを開催するというお知らせだった



ジストニアの演奏を聴いてみたかったし

めぐちゃんにも会いたかったし

行こうかな~♪と



そんなやりとりとしていたのが

わたしの誕生日の10月25日


そうしたら、そのやりとり中に

なんと悟平さんもその日が誕生日だと

いうことが判明!




同じ誕生日で

同じ病気にかかって

そして現在病気と共に演奏活動をしている



これは行くしかない!

即決で飛行機を予約



 


コンサートは12/17

悟平さんもわたしも前日入りだったので

めぐちゃんと企画者の近藤美枝さんとの4人で夕食をいただくことに


夕食会 初顔合わせ



ここで「明日一緒に演奏しよう!」という話になり

彼の思い入れのあるシューベルト作曲の

アヴェマリアに決定





わたしは一度も演奏したことがないし楽譜も手元にないけれど

「断る」という選択肢はなかった



*****



そして当日

2回合わせをして本番を迎えた



すごく楽しくて

すごく気持ちのよい5分間だった




 



病気になる前だったら

「演奏したこともない曲をいきなり人前で演奏するだなんて、できるわけがない!」

そうお断りしていたかもしれない



健常のときはできなくて?

病気の今ならできること?



「普通の人からしたらあまり理解のできないことかもしれないね」って

悟平さんとも会場までの車中で話した




何不自由なく演奏ができたあの頃と(むしろ指はよく動く方だった)

指の自由がきかず、普通の演奏家と同じようには演奏ができない今



なにが変わったんだろう



 


青森に出発する前日

夜お風呂に入っているときにふと

「今のわたしがいいな」という言葉が降りてきた



わたしはこれまで

「昔のわたしに戻りたい」とずっと心のどこかで思っていた

札幌コンサートホールkitaraで札幌交響楽団と共演した

モーツァルトのコンチェルトが人生の最高地点だと思っていた



札幌コンサートホールkitara大ホール



今はその頃に戻りたいとは思っていない

不自由でも、今のわたしがいい

そして、モーツァルトのコンチェルト以上に最高なことが

これからたくさんやってくる


そう確信しています



 


今回の一連の経験はわたしにとって

神様からのクリスマスプレゼントのようでした



終演後楽屋にて



言葉にならない想いで胸がいっぱい

たくさんの勇気と希望もいただきました




わたしにできることをやっていこう

音で、音楽で、世界に伝えていこう

そう改めて覚悟を決めた2023年暮れ



西川悟平さん

近藤美枝さん

橋本恵ちゃん

ありがとうございます



すべてに感謝です♡



青森味噌カレー牛乳ラーメン

終演後は青森空港で

「青森味噌カレー牛乳ラーメン」を食べて

それぞれの持ち場へ^ ^



これまで経験したことのないほどの

強風の中を歩いたことも、よい思い出♪




青森

また行きます♡

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