先日長男の幼稚園のお誕生日会でお母さんたちの出し物があって
劇をやったんですね
わたしはピアノを担当
舞台をセッティングするまでの間のBGMで
好きな曲も弾いて
劇中の曲もたっぷり感情を込めて演奏したよ
登場人物はたぬきのポン太
いばりんぼうのライオンさん
お友達がほしいたぬきのポン子
あとは先生方にも登場していただいて
楽しいときはこんな弾む音だよね
悲しいときはこんな気分だよね
登場人物になりきって
音を奏でる
劇をやっているお母さん方との動きと音を合わせる
どのタイミングが一番効果的かな?って
なんか、すごく楽しくて
あー、楽しかった!って思っていたら
子どもたちも、先生方も、観に来ていたお母さん方も
とっても喜んでくれて
なんか、すごく嬉しくて
「演奏が楽しい」
ただただこの気持ちだけで
音楽の道に進むことを決めたんだった
すごく、懐かしくて
すごく、大切な気持ち
病気になる前のわたしは
こういうステージって実は苦手だった
ポップスとか、耳なじみの良い誰でも知っている曲なんかを
コンサートホールじゃないところで演奏する機会も結構あったんだけれど
どこかで真剣に向き合えていないわたしがいたような気がする
(クラシック以外をわたしが演奏するのは邪道だよ)
みたいな感情があったのかもしれない
今振り返るとね
当時のわたしから見たら
「たかが幼稚園の劇でしょ?」かもしれないけれど
今のわたしにとっては
とても温かい気持ちにさせてくれた素晴らしいステージだったよ
こうやって世界は
日々いろんな景色を見せてくれて
多くの気づきを与えてくれている
感謝の気持ちと涙が溢れてくるよ
こんな風に感じられるようになったのは
年を重ねたからかな?笑
それとも
病気になったおかげかな?
大切なものを思い出す
旅に出ているみたいだね
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