今年は「ピアノコンサートの開催」に挑戦です。
2024年6月23日(日)
豊平館(札幌市中央区中島公園1-20)
18:30スタート(予定)
プログラムは
ショパン
グリーグ
プーランク
シューベルト
リスト
など
演奏とトークで1時間半ほどの公演を予定しております。
今から手帳に丸をつけて
ぜひ聴きに来てくださいね♪
▶なぜクラリネット奏者のわたしが
「ピアノコンサート」を開催しようと思ったのか?
①まずはクラリネットに関して
2022年「フォーカルジストニアの奏者」として
クラリネット演奏を10年ぶりに再開、
翌23年は「トークコンサートの一年にする」と決め
全国各地でわたしの音を聴いていただきました。
1年の予定を全て終えた昨年末に、ふと
なにかが終わったような、区切りがついたような
そんな感覚を覚えました。
*****
ジストニアに罹患して
全く指が動かなくなってしまったのが2012年のこと
当時はまだまだ演奏がしたかったのに
得体の知れない何者かにわたしの「音楽」を奪われた!
なんでわたしなんだ、なんで、なんで・・・
真っ黒な感情に支配されていました。
心と身体に向き合い始めたことで
その感情も軽くはなってきたものの
きっと完全にはなくなっていなかったのではないかと思います。
「ジストニアでも、今のわたしの音を表現したい。
わたしはやっぱり音楽が好きだから」
そんな想いで一年半ほど、しっかりと病気を見つめ共に生きてきた結果、
病に対するネガティブな感情の支配から解放されたのを感じました。
わたしの中の小さなわたしが
ほっとして優しい笑みを浮かべている、
そんな画が見えました。
病に背を向けず(かつては何年も抗いまくっていましたが・・)
現実をしっかりと認めて受け止めて
さらに共存の覚悟を決めて活動してきたから
この境地にたどり着けたのではないかと思います。
行動していなければ絶対にわからなかったことですね。
➁次に、ピアノに関して
わたしは3歳からピアノを習っていました。
小学生の頃はコンクールにも出場していて
有名な先生に師事していたこともあります。
当時からピアノは好きでしたが
どちらかというと母が一生懸命だったかな、と感じます。
ずっと続けてきたピアノレッスンですが
高校受験を理由に少しの期間お休みしました。
入学後すぐにレッスンを再開する予定が
高校が楽しすぎて(笑) そこから一年間全くレッスンに通いませんでした。
高校二年生、学校で進路の話があり、
その時に改めて将来について考えると
「音楽の道に進みたい」という想いでした。
まずはピアノで音大に行くことを考えましたが
様々な事情からピアノでは難しい、となり
そこでクラリネットを選択しました。
↑
My Storyに理由が書いてあります。
わたしの大学は、3年目に進級するとき
希望すれば専攻の変更ができる制度があり、
クラリネットからピアノに専攻を変えようと受験前は考えていたのですが
入学してからはクラリネットがどんどん楽しくなっていったので
いつしかその想いも消えていました。
*****
それでも
わたしにとってピアノはいつでも大切な存在でした。
ジストニアになりクラリネットが吹けなくなってもピアノは弾いていました。
自分で自分を慰めるように、弾いていたのかもしれないな。
活動を休止していた10年の間に幾度か
「ピアノで演奏活動をしてみてはどうか?」と
そんな考えがよぎったことも、実はあるのですが
その時は数々の恐れの感情が出てきて
「とてもじゃないけれど人前でピアノを弾くだなんて無理だ」
とすぐに諦めていました。
(他のことよりまずはクラリネットに向き合う必要があったということが、今なら分かります。)
*****
ここ数年は
高校の時から師事しているピアノの先生の発表会で演奏し、
その様子をInstagramでアップしています。
いつもわたしの演奏会に来てくれる友人がそのインスタを観て
「ひろえちゃんにピアノのコンサートもやってほしいなぁ」
と言ってくれたんですね。
最初にそれを聞いたときは
すぐに恐れが出てきて
「そう言ってくれるのすごく嬉しいけれど、難しいかなー」と心の中で思っていたのですが・・・
年末にクラリネットへの想いが昇華したのと同時に
「ピアノでも表現したい!」という想いが一気に湧き上がってきたのです。
わたしは大丈夫
やりたいことをやろう
そう素直に思いました。
わたしは今42歳
18歳でピアニストの夢を諦めた、と考えると
今回のコンサートが24年越しの夢の実現となります。
○やりたかったけどできなかったこと
○無理だと思い込んでいること(人に無理だと言われたこと)
ありませんか?
きっと誰もがあると思うんですよね。
わたしは後悔のない人生にしたい。
だから、やりたい!と心がワクワクすることは
どんどん叶えてあげたい。
そう思うんです。
いつ人生の終わりがくるか分からない。
そう考えたら、「いつか」「そのうち」だなんて言ってる時間はないんです。
なので、わたしは2024年はピアノに挑戦します。
ピアノが大好きだから。
わたしの音楽の「原点」だから。
そして、クラリネットへの想いに一旦けりをつけたからこそ
次のステップへ進めるのだと感じています。
ちなみに
クラリネットを辞めるわけではありません。
ですが正直に言うと、先のことは今はまだわかりません。
今年ピアノに挑戦することで
また新しい景色が見えるはずなんです、必ず。
それは行動した先にしかない、
山頂からの景色のようなもの。
その景色を見たあとに、クラリネットに対する想いがどんなものなのか、
それを大いに感じて味わいたい。
去年、クラリネットのトークコンサートで
今は「ひろえ第二章」を生きている、と表現しました。
年が明けてどうやら「ひろえ第三章」がスタートしたようです。
2024年、どんな物語が繰り広げられるか楽しみですね♪
応援してくださるととても嬉しいです♡
ありがとうございます^ ^
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